今日の本

アヴァンギャルド、モダン、ポストモダン幾何学のところは面白かった。特に、幾何学の考え方は自分の卒論と関係があるので再読の必要がある。
全体としては、カント、ヘーゲルハイデガーなどドイツの哲学者を中心にまとめてあるという感じ。ドイツ系の哲学者の考え方も入れないと。

  • 『造形芸術における形の問題』

うーん、古い…ヴェルフリンにつながる本だが…

とはいえ、ここでの古いという感想はあくまでも、自分がヒルデブラント以降の造形に関する議論の展開をわずかながらとはいえ知っているから言えることであルことを忘れてはいけないと思う。

内容は個々の作品から造形スタイルを抽出し、分析、適応という印象。パノフスキー、ヴェルフリンをやるときは読む必要があるとは思うが、とりあえず、置いておくことにしよう。

個々の作品を取り上げて男性・女性の視線を意識しながらの作品解析。特に興味を引いたのは最後の「写真とジェンダー」。当然シンディ・シャーマンが出てくるし、出てくることを予想しないといけないのかもしれない。
ただ、もう一度この本を読むよりは、先にフーコーの思想に当たったほうが個人的にはいいかもしれない。パノプティコンの概念も確認しておきたいし。