2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

漂流思考―ベルクソン哲学と現代芸術 (講談社学術文庫)作者: 篠原資明出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るドゥルーズの生成変化における脱領土化、領土化の関係について考える。…

ドゥルーズの生成変化についてはかなり多くの具体例がその著作中に述べられているが、一番言及が多いと思われる雀蜂と蘭を導入の具体例として考えてみる。その際に脱領土化と領土化の問題が関係するので、注意すること。生成変化については『千のプラトー』…

ドゥルーズへのまなざし作者: ルネシェレール,Ren´e Sch´erer,篠原洋治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (6件) を見るドゥルーズの美学の中で、抽象線とは絵画における具体例とし…

薦めてもらった、ギャラリー射手座で開催されている笹岡敬展へ。 オプ・アートの一つだと思う。壁に向かって、赤い光と青い光が投影されている。青い光は赤い光を中心にしており、その境界はあいまいである。赤い光に焦点を当てると、視覚が増大し、身体全体…

平滑なものと条理化されたものの続き。ドゥルーズの欲望する諸機械の図式として、欲望する諸機械は「自ら流れを生産し、自ら切断し、再び流れに接続する」というものが挙げられる。言ってみれば「生産→切断→(再)生産」という図式。昨日の平滑なものと条理…

平滑なものと条理化されたものについての考察についてとりあえず一息つく。平滑なものから条理化されたものへの移行に関しては、大体のところ理解できる。しかし、ドゥルーズは逆の移行についてはあまり詳しく述べていないように思う。これは「平滑なもの→条…

平滑なものと条理化されたものの関係を考える。とりあえずの理解として、平滑なものを条理化すると条理化されたものになる(同語反復的だが)、と理解しておく。その際、不可視―可視という二項対立では捉えきれないところがでてくるということを示して、第三…

平滑空間と条理空間、平滑なものと条理化されたものについて考える。

教えてもらった本

美味しい料理の哲学 (シリーズ・道徳の系譜)作者: 廣瀬純出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/13メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 83回この商品を含むブログ (22件) を見るもの凄く平たく言うと、ドゥルーズの概念で料理を読み解いたときにど…

演習発表の方向の一つとして、ドゥルーズとベンヤミンの関係を考える。ベンヤミンがリーグルの影響を受けて触覚―視覚ということを考えるとき、リーグルのどの段階での触覚概念を導入したのかということが問題になるように思われる。『後期ローマ時代の芸術産…

id:morohiro_s先生、美術手帖の2004/11/17号にピクチャレスクではなく、ピクトレアリスムに関して掲載されているようです。

原稿を少し書く。リーグルとヴォリンガーについての視覚と触覚の部分についての整理。ヴォリンガーは訳語が擬古文調なので、日本語でも手直しが必要。フランス語を借りて、参照しつつ進めることにしよう。ドゥルーズが『感覚の論理』で、マルディネについて…

ドゥルーズの著作中で言及されることの多い、メシアンとベリオの音源を一応集めておく。整理が結構面倒くさい。ヘルメスの音楽 (ちくま学芸文庫)作者: 浅田彰出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含む…

感覚の論理―画家フランシス・ベーコン論作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,山県煕出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2004/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (21件) を見る今回の発表の主要参考文献となる。原著と付…

アロイス・リーグル『後期ローマの美術工芸』の英訳を、大学間での相互利用を頼んだのだが取り寄せを却下された。修論の資料集めではこのような事態もあるので、今後も想定しておくこと。集められるもの、無理なものを早めに確認しておくこと。以上、覚書。発…

だいぶ悩んだが、議論をする上でネックになっていた部分をばっさりと切り落とす。結構すっきりした。その分、ドゥルーズを中心として丁寧にテキストをを読むことにする。

告知

小林美香さん(id:mika_kobayashi)が写真についてのレクチャーをされます。 開催要項開催日/会場 :大阪市立総合学習センター (いずれも土曜日)http://www.manabi.city.osaka.jp/contents/toppage/index.htm5月13日, 5月27日 第5研修室6月10日, 6月24日 …

ドゥルーズの思想作者: ジル・ドゥルーズ,クレール・パルネ,田村毅出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1980/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見るドゥルーズが対談という形で出版した最初の本。

エニグマ―エジプト・バロック・千年終末作者: マリオペルニオーラ,Mario Perniola,岡田温司,金井直出版社/メーカー: ありな書房発売日: 1999/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る正直なところ、良くわからない。ド…

『現代思想』で関連する資料を集める。港氏のコミュニケーション論についてものと和田氏のヴィリリオに関するメディア論についてのものを中心にいくつか。 逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)作者: 浅田彰出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/12/0…

彼らが夢中になっていたものは

某スーパーにて。多分同年代かそれ以上の男たちだろう。うなり声とも取れそうな声をあげて、飛び跳ねている。回る、跳ねる、叫ぶ、である。それも妙にシンクロした動きで。そして、その後ろで子供たちが妙におとなしく座っている。ある種異様な状況である。…

存在論的メディア論―ハイデガーとヴィリリオ作者: 和田伸一郎出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2004/12/20メディア: 単行本 クリック: 43回この商品を含むブログ (17件) を見るスペクタクルの社会 (ちくま学芸文庫)作者: ギードゥボール,Guy Debord,木下誠出…

ダチョウ

何を期待して食べたのかは分からないが、ダチョウはあまりおいしくない。

骨まで愛して

ツィゴイネルワイゼン [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2001/09/21メディア: DVD クリック: 153回この商品を含むブログ (105件) を見る鈴木清順のいわゆる「浪漫三部作」のうちの一つ。サラサーテのツィゴイネルワイゼンのレコードが演奏される…

マルチメディア (岩波新書)作者: 西垣通出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/06/20メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見るマルチメディアの整理のために読んでおく。少し異論のある点もあるが、それは出版されたときと現在の状況がずれているた…

1982年12月号の『現代思想』のドゥルーズ=ガタリ特集を調べる。構造と力―記号論を超えて作者: 浅田彰出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1983/09/10メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 183回この商品を含むブログ (141件) を見る情報と生命―脳・コンピュ…

『アンチ・オイディプス』をとりあえず読み終える。資本主義の構造などで、アルチュセールとの比較を考えること。補遺でオイディプス構造から抜け出すための考えに関して、D=Gによるジラール批判。 なお、バタイユがバターユと訳されている…

『千のプラトー』読んで、『アンチ・オイディプス』アンチ・オイディプス作者: ジル・ドゥルーズ,フェリックス・ガタリ,市倉宏祐出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1986/05メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (50件) を見るにとりかか…

『千のプラトー』を半分ほど読む。グレゴリー・ベイトソンの『精神の生態学』は見ておくこと。合間に、友人と飯村隆彦の作品を見るが、良くわからない部分も多い。友人は聴く/話す辺りについては専門なので、彼にまとめを聞きたい。