2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「あの橋を渡るまでは、兄弟でした」映画『ゆれる』の宣伝文句である。この映画は、キャッチフレーズにもあるように、香川照之とオダギリジョーの兄弟の関係を中心にして進む。都会に出て行った弟オダギリと田舎に残り家業を継いだ兄である香川、そしてその…

たまっていた本を読む。田中純氏の「エステティックの臨界」にざっと眼を通す。全体のコンセプトとしてはタイトルにもあるように、美学の臨界点や臨界線を示すことにより、美学が示す領域の変革や、美学への新たな視座の導入ではないか。そのコンセプト自体…

ギィ・ブルダン写真展大丸梅田店にて。

id:morohiro先生のhttp://d.hatena.ne.jp/morohiro_s/20060823で紹介されている本を購入。すでに生協に入ってます。田中純氏を中心とした執筆者陣で、10+1や東大のUTCPの論集で名前を見かけている方々が多い。

ちょっとどんなものか見て見たい。ヴァーチャル、可視、不可視などとも関連。触覚、視覚、聴覚とのつながり。→yahooニュース:光の鍵盤、手軽に演奏 山形の会社、バーチャルピアノ開発

テレビなどを見ていて、自動車や工具など自分の肉体ではないものを巧みに扱うときに、「自分の体の一部のように扱う」というような表現に違和感を覚えた。この表現の裏にあるのは、自分の体は思い通りになるものという考えだろう。でも、本当に自分の体は、…

所属している研究室がある棟は数年前にできたもので、かなり新しい。デザインのセンスはともかくとして、きっちりとした―味気のない―つくりなので電波も入らないくらいである。そんな棟では、節電のためか廊下の電気がまったく消えることが多い。光がまった…

翻訳の続き。訳し間違いがぽこぽこでてくる。こんなにもあったのかと、嫌になるがまあしょうがない。人名註をつけるのに今回参考にした本がこれ現代美術―ウォーホル以後作者: 美術手帖編集部出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 1990/01/16メディア: 単行本…

古書祭りを少しのぞく。去年もそうだったが、澁澤が良く出ている。ただ、予算オーバー気味のものが多く、なかなか手が出せない。今年は日影丈吉と夢野久作、久生十蘭あたりもちらほらと。買うか悩みどころである。ざっと見た印象では、バタイユはずいぶん出…

翻訳。現代アートの本のほかに、ドゥルーズの『シネマ』も読み進めることにする。『シネマ』と並行して、『カントの批判哲学』と『意味の論理学』の時間と生成変化に関係するクロノスとアイオーンの概念をまとめておくこと。阿部一族 ディレクターズ・カット…

お知らせ

知人より展覧会のお知らせをいただきました。芸術系大学の学生の展覧会です。 Art Camp in Kunst-Bau 2006□会場 ・Gallery Yamaguchi Kunst-Bau 大阪市港区海岸通1−5−25 商船三井築港ビルB1→www.g-yamaguchi.com 11:00―18:00(最終日17:00まで)各会期中無休 …

古本屋で何冊か本を買う。そのときお知らせで出ていたのが、恒例の納涼古書祭り。8月11日〜16日まで。場所は下鴨神社。詳しくは→http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/event.html去年は結構いろいろなものが出ていました。批評空間なども買った覚えがあり…

第四回視聴覚文化研究会。今回は神戸。内容はミース・ファン・デル・ローエ、エグルストン、アーカイヴ論、東松照明論、ロンドンで行なわれたシュルレアリスム展の展評。 ミースに関しては、質問させていただきましたが、やはり細部の問題が気になります。大…