2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

少し前になるが、第19回高松殿下記念世界文化賞受賞者にダニエル・ビュレンヌ(ビュラン、ビュレン)、ダニエル・バレンボイムら。

ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)作者: 篠原資明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/10/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (28件) を見る確かに入門書としては難しいかもしれないし、ベルクソン哲学ではない…

「ダニ」を中心にして、ユクスキュル、ドゥルーズ、アガンベンの関係を整理する。生物から見た世界 (岩波文庫)作者: ユクスキュル,クリサート,Jakob von Uexk¨ull,日高敏隆,羽田節子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/06/16メディア: 文庫購入: 23人 ク…

購入希望リストをすこしずつ増やす。今回はPhaidon関係。

芸術における手の働き、役割及びその意味について補助線としてR.G.コリングウッドの『芸術の原理』に目を通す。 基本的な軸を技術と芸術の関係、技巧としての技術と芸術としての「技術」の相違に据えて読む。コリングウッドは、もちろん、「技巧」ということ…

「グッバイ・プライヴァシー 芸術・テクノロジー・社会のためのフェスティヴァル」と銘打って、リンツで行われたメディアアートの展覧会であるアルス・エレクトロニカのパンフレットをざっとチェックする。 パンフレットとはいえ、アルスのものはすべてかどう…

région、démocratisationの訳語には気を配ること。文化と社会―現代フランスの文化政策と文化経済作者: イヴレオナール,植木浩,八木雅子出版社/メーカー: 芸団協出版部発売日: 2001/12/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る前…

フランスの文化政策その3 国立文化財学院は一般行政局*1直接の管轄下にある文化財保護という極めて実務に即した教育が行われる、ある意味フランスの文化メディア教育の中で最上位にくる少人数制の学校である。それと同時に、学芸業務に携わるあらゆる人に対…

Anne Sauvagnargues『ドゥルーズと芸術』 メモとしての目次は以下の通り 芸術の地図をかくこと:文学からイマージュまで クリティークとクリニーク(批評と臨床) 力の情動 器官なき身体 解釈の批判と機械 マイナー芸術 リゾームとさまざまな線 感覚の暴力 芸…

フランスの文化政策その2 文化財保存監督官制度 旧法下では非国立系の博物館で就労する学芸員は法制度上は学芸員と認められておらず、一般行政職として雇用されていた。学芸員(conservateur)は国家公務員でなければならず、「学芸員」といえば、「フランス…

フランスの文化政策その1 博物館学―フランスの文化と戦略作者: 西野嘉章出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1995/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る20年程度昔の情報なので、若干古いことには注意が必要。1970年代か…

Penguin Cafe Orchestra

ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』未来のイヴ (創元ライブラリ)作者: ヴィリエ・ド・リラダン,斎藤磯雄出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/05/25メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 202回この商品を含むブログ (56件) を見るマッドサイエンティスト…

ICCでダムタイプの高谷史郎+坂本龍一の《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》が開催→ICCホームページ

とりあえ6章分の一回目の校正を終える。今回は文法チェックと日本語としての整合性の確認が中心であったが、次回は翻訳として、文章として読ませるための校正になるはずである。もう少し90年代前後、特に90年代以前におけるフランス国内での現代アートについ…

『差異と反復』も河出書房新社より文庫化されるとのこと。残る大型本は『千のプラトー』と『シネマ』だが、『シネマ』は今年出たばかりだしないだろう。『千のプラトー』が文庫化されれば、ドゥルーズの著作の軽量化はほぼ終了か。

本が届く。Parables for the Virtual: Movement, Affect, Sensation (Post-Contemporary Interventions)作者: Brian Massumi,Stanley Eugene Fish,Fredric Jameson出版社/メーカー: Duke Univ Pr発売日: 2002/06/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 この商…

フーコー (河出文庫)作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,宇野邦一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (27件) を見る『フーコー』も河出書房から文庫化された。小型化されて読め…

一章分校正を終える。 今回の章はフランス国内において『現代アートの危機』と呼ばれた際に、「危機」とは何を指すのかを検討する章である。 基本的にはフランス国内の芸術をとりまく制度やシステムの話がもっぱらであるが、特に中心となるのがオフィシャル…

引き続き翻訳作業。 今回はフランス国内における現代アートの位置づけと、フランス国内における現代アートの動向―特に現代アートの「危機」といったときの、「危機」とは何かということに注目―が述べられた章。訳を校正していると、各人の訳語の選択による個…

A Shock to Thought: Expression after Deleuze and Guattari (Philosophy & Cultural Studies)作者: Brian Massumi出版社/メーカー: Routledge発売日: 2002/04/11メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るBrian Massumi編。Massumiはモント…

合間にマゾッホ。毛皮を着たヴィーナス (河出文庫)作者: L・ザッヘル=マゾッホ,種村季弘出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/06/20メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 503回この商品を含むブログ (36件) を見るマゾヒズムがサディズムと何よりも異な…

一時中断していた翻訳作業に再び取り掛かる。五合目。

何もかも考えずにというわけにはいかないが、とりあえず泥のように眠る。

プレ発表終了。質問はある意味予想通りのところ。質問の内容は分かっているのだから、応答をもっと分かりやすく応えられるようにしておくこと。でもありがたい。感謝。修正のポイントは潜在性と機械状論。それとユクスキュルと知覚ー運動の話。時間論と芸術…

原稿は出来上がったが、今後の展開を考える。とりあえず、ライプニッツのモナド、ユクスキュルの環世界、それとドゥルーズの時間論と芸術論がどのように関係するのかを一つの視点としてみたい。これを考察する際には、カントの時間-空間論とドゥルーズの時間…

適当にクリックしたら、タイトルのところに星が沢山出て消えなくなった。どうやって消すのかわからない。美学会発表用の原稿がひとまず完成。後は推敲を繰り返して、削って足すのが基本作業。ニュートンの光学的色彩からゲーテの生理学的色彩への転換の議論…