ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)

ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)

確かに入門書としては難しいかもしれないし、ベルクソン哲学ではないといわれるかもしれない。しかし、哲学のみならず生物学・科学などの文脈においてベルクソン哲学の位置づけが新書という性格上簡単ではあるがはっきりと述べられており、そこから持論への展開が示されていて、個人的には興味深く読める。
前半部が比較的オーソドックスなベルクソン哲学への言及であり、後半部が篠原先生の哲学が色濃く出ているか。