無題

南米のエリザベス・テーラー

南米のエリザベス・テーラー

東欧の現代アート展を見に、国立国際美術館へ。

最終日だったので混雑しているかと思ったのだけれども、かなりすいていた。人だかりができていたのはFM802の公開収録のためだった。展示場自体はゆっくり見ることができたので、快適。

内容としては当然題目のとおり現代アート。、現代アートポストモダン的な枠組みの中で捉えられることが多い、というかモダンアートに対するものとして理解されるのが一般的であろう。しかし、果たしてそうなのだろうかというのが最近の考えである。今回の展覧会でもタイトル、キャプションは当然ついている。そこに説明というリード線が引かれることによって見方を提示され、どうしてもそのような文脈で見ることを余儀なくされるのではないだろう。このような状況、というか見方はモダン的といえるのではないか。もちろん一概に言うことはできないとは思うけれども、このあたりを突っ込んでいくことでモダンとポストモダン現代アートといったものを考察していくひとつの切り口とできるのではないか思う。

一番興味を引いたのは受動的機械とかそんな名前のもの。自分の手で体験できるのが面白い。この前見たローリー・アンダーソン展とも関係するインタラクティヴという概念をベースにしている。この展示を前に見た友人はそれほど歴史的なコンテクストを感じなかったと言っていた。しかし、この展示に関していえば、非生産性ということで東欧の歴史というものを見出すことは可能であろう。

長くなりそうなので、簡単だけれどもこの辺で。

詳しくはまた今度。