300円

高校時代までは、古本屋で本を買うことに結構抵抗感があった。古着に関してもそうだった。買うのをためらっていた。それは、やはり「接触」ということに関係しているのかもしれない。古本に関して言えば、線が引いてあったり、書き込みがあったりで、自分以外の所有者を生々しく感じてしまう。自分だけのもののはずなのに、どこかよそよそしく感じてしまう。それにどうしても耐えられなかったのかもしれない。

まあ、買えれば新品がもちろんいいけれども、今は必要な本の値段が上ったことなど、経済的な面で言っても、新刊ばかり買うわけにもいかないから、古本で購入することも多い。それに、前の所有者がどこに、どんな書き込みをしているのか、楽しみになったところもある。

今回は、マルロー、北杜夫、チャンドラー。三冊占めて300円也。

id:shirimeさん、前に言ってたのがこれ

プードル・スプリングス物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

プードル・スプリングス物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

『長いお別れ』の続編という形。

それと、id:akfさんに教えてもらった本

enーtaxi no.4 (ODAIBA MOOK)

enーtaxi no.4 (ODAIBA MOOK)

id:tatsuya_iくん、もう知ってるかもしれないけど、読書会で読んでるギルボーに関係します。ドワイト・マクドナルドについて言及されているそうです。詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/akf/20060308で。
やはり、グリーンバーグの中のトロツキー性には興味がある。