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確認と復習のために。

カルチュラル・スタディーズ入門―理論と英国での発展

記号の知/メディアの知―日常生活批判のためのレッスン

それと、映画一本。

ヴィトゲンシュタイン (WITTGENSTEIN) [DVD]

監督はデレク･ジャーマン。

これは面白い。

『論理哲学論考』等の著作を持つ哲学者、ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタインをテーマとした映画。フィクション。彼の生涯を追っていく、というよりも、彼の思考やそれが形成･熟成されるプロセスを中心に扱っている。バートランド･ラッセルやケインズも登場。
また、色合いがわりと鮮烈な部分もあり、ヴィンセント･ギャロの映画を髣髴とさせる感もある。背景が黒一色のため色彩のコントラストはいっそうはっきりとしたものになる。さほど激しいカメラワークは見られない、というか割と視点―アングルを固定しているように思われる。そのため、ときおり舞台を見ているような印象も受けた。

何よりも、脚本を手がけたテリー･イーグルトンのヴィトゲンシュタインに対する愛が感じられる。