訳の打ち込み。

欠損部がないと思って進めているところに、欠損部がみつかるとどっと疲れる。

それでも、後一日で一回目の打ち込み/校正は終わりそうである。まあ、レヴェル的にはまだまだでだけれども。

次に集中的に校正しなければならない部分として、イヴ・ミショーがド・デューヴとディディ=ユベルマンの論をまとめたところがある。自分の訳が読めたものではない。

自分が担当している部分の基本的な流れの一つは、美学(おそらく現代アートも入ると思われる)というものの流れは近代を通じて根底にあったヘーゲル的なユートピア歴史観、単線性といったもので捉えることはできなくなっており、今では多元性(美学というジャンルの中だけで基準を作って評価してしまう/されてしまうような閉鎖的状況ではなく、他のジャンルとも結びついた横断的状況)の時代に突入しているということが挙げられる。線形―非線形モデルのイメージ。つまり、同一性=再現前―差異、ツリー―リゾームなどとの関連性。