造形大学で田中泯の舞台公演。最後の公演とのことだが、ぜひとも見に行きたいところ。土方巽の流れを汲む暗黒舞踏の踊り手、『たそがれ清兵衛』、『メゾン・ド・ヒミコ』、さらに現在公開中の『地下鉄(メトロ)に乗って』での映画出演、デレク・ベイリーとのコラボレーションなど多様な分野で活動しているが、これで最後とは少し寂しい。またフェリックス・ガタリとの対談も行なっており、その模様は『光速と禅炎』で本になっている。ただ、現在では入手不可能なので残念。
田中は街中でいきなり踊りを初め、あらゆる場所を舞台と化し、観客を舞台へと巻き込んでいくというパフォーマンスを行なっていた時期もあったようだ。インプロヴィゼーションとしてのパフォーマンス。こうしたパフォーマンスを行なっていた田中にガタリが興味を抱くのはむしろ当然なのかもしれない。もちろん、私の場合はドゥルーズを通して見たガタリ像であるが。

田中泯オフィシャルサイト→http://www.min-tanaka.com/
京都芸術劇場→http://www.k-pac.org/theatre/koen/2006/sy061118/index.html



Red Curb

Red Curb

矛盾してるかもしれないけれども、人肌テクノ。