無題

7月も一週目が終わる。

いろいろあったけれども、とりあえずこのまま進めていくことにしました。いろいろなアドヴァイス、ありがとうございました。

今日はフランス語、Rochlitzの論文の残っている部分を読み進める。前章のジャン・クレールに関してよりも、2章目のフィリップ・ダジャンについてのほうが面白い。

参考になるかと思い、土肥美夫『抽象絵画の誕生』読了。

しかし、今の自分にとって美術史を美術史的に語る文章を読むのは割りときつい。

技法や色使いがどのように変わっていったのかよりも、もっとその背景に関することが知りたい。

モダニズム絵画という言葉はバタイユの『沈黙の絵画』で語られているのだが、それでもあいまいな言葉のような気はする。

モダニズムの絵画というものを決定するときには、常に現在的視点から過去のものに基準を求め、そこから必要なものを掬い取っていくという印象。自分の感覚ではどうしてもトートロジー的に受け止めてしまう。やはり便宜的というのが今の感想。もっと突っ込んで考えていけばもっと変わりそうな予感はするが。

論文を読んでいて、アンドレ・マルローに関係してくることが多いような気がする。一応、覚書として。

明日は病院。忘れずに。