無題

ジル・ドゥルーズ『感覚の論理』読了。

フランシス・ベーコンの絵画について。

ベーコンの肖像画には顔がないものが多い。顔はその人を識別するための大きな要素である。完全な同一ということをドゥルーズはその著作を通して否定する。顔がないことにより、ある種の「ずらし」が可能となる。
ベーコンの絵画における「叫び」はフィギュール(Figure)であり、作者の頭の中の生の流動性を汲み取ったものであり、それは決して眼に見えるものの再構成ということではない。見えないものを眼に見えるようにしたのである。叫びは「肉」と「骨」に関係する。そして背景との関係。

とりあえずの思考のまとめとして。もう少し読み込んでまとめなおそう。

結構、面白い。もともとベーコンの絵が好きだということもあるけれども。

ただ、手に入れることが出来たとして、部屋に飾るのは…



夏の間に購入する本を考える。

特筆すべきはAnyシリーズとマーク・ポスター、ジェームズ・クリフォードあたりか。はやめにOctoberのダウンロードをしておかないと。そのほか、学校で借りられるものは借りることにする。