無題

ステュワート・ホール『ENCODING,DECODING』読み終わる。

短いし、そんなに難しくもないだろうと思っていたら、予想以上に読みにくい。

訳は作ったけれども、不明な部分が多すぎる。

position、point、comeとかよく目にする単語の訳を決定するのも結構大変。

determinateとかも。

ここでのhegemonyの意味はグラムシからのはず。

テクニカルタームはきちんとおさえること。

encodingとdecodingのレヴェルでは同一の基準を使ってのコード化、脱コード化は行なわれていないということをホールは繰り返して述べているように思われる。

それと、コミュニケーションの透明性に関しても、encoding、decodingのコードのずれを使って説明を加えている。

他にもいろいろあるけれども、テレビのコミュニケーション理論の透明性(マクルーハンとか)を批判するのにも使えると思うし、使われているはず。ただ、発表されたのが1973年なので、現在のテレビの状況に合うかはきちんと考えること。


もう少し読み込んで、訳を整理すること。


最近、フルートのジャズを生で初めて聴いたので、ちゃんと聴きたい。

前に教えていただいた曲が最後に入っている。くるりと。

August 1974 (紙ジャケット仕様)

August 1974 (紙ジャケット仕様)

飯村隆彦関連で、小杉武久もの。飯村の映像作品(「間:竜安寺石庭の時/空間」。テキストは磯崎新)のなかでBGMとして小杉武久の音楽が使われている。