演習スタート

大学院演習開始。

美学的観点からグリーンバーグを考察するもの。

質問のスタイルは考えるべし。

質問内容はすべて自分に当てはまる。

まさに、明日のわが身。

やれやれ。しっかりやらないと。

コミュニケーションの美学 (文庫クセジュ)

コミュニケーションの美学 (文庫クセジュ)

復習もかねて少し読む。

美的経験についてのミケル・デュフレンヌの論について。

現象学的な視点から個人的受容と制度的受容の部分を解説したところは上手くまとまっていると思う。

個人的に疑問なのが、制度的受容と「大衆的」受容の関係である。言及が特ににされているわけではないが、ここで紹介されているデュフレンヌの論では制度=アートワールドである。この場合、必ずしも大衆すべてがアートワールドに包含されるわけではないであろう(というか、アートワールドの概念そのものがあいまいなのだが)。では、美術史、美学における大衆の概念というものがどこで、どのように成立するのだろうか。
あくまで感想の域を出ないが、こうしたことを考えると、コミュニケーション論としてのアヴァンギャルドキッチュという見方が可能になるのではないか…などと、特に根拠もなく思ってみたりする。


さて、ドゥルーズ読み及び読書会の準備を考えねば。



読書会の本に関しては今のところ

Practices of Looking: An Introduction to Visual Culture

Practices of Looking: An Introduction to Visual Culture

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Reading the Figural, Or, Philosophy After the New Media (Post-Contemporary Interventions)

Reading the Figural, Or, Philosophy After the New Media (Post-Contemporary Interventions)

この辺りを考えています。