lesson

授業でIAMAS出身のアーティストの作品を見る。高嶺格氏の作品も見ることができ、以前ICCで見たビル・ヴィオラの「ミレニアムの5天使」を思い出す。一概に比較はできないが。

Deleuzism: A Metacommentary (Post-Contemporary Interventions)

Deleuzism: A Metacommentary (Post-Contemporary Interventions)

教官の部屋で見つけてお借りする。

キズアト

キズアト

1906―to the skin

1906―to the skin

ディディ=ユベルマンドゥルーズの接点/乖離点を考えるための参考として。写真ということには言及しない予定だが、議論としては考慮しておくこと。


新しいものの伝統 (1965年)

新しいものの伝統 (1965年)

ハロルド・ローゼンバーグ(1906-1978)を読む。絵画はアクトするための場であり、カンヴァスの上ではイヴェントが起こるという考え方が、ドゥルーズに影響を与えた部分であることが想像できる。
この本自体はアクション・ペインティングの「アクション」とはなにかということを考察するものではなく、アメリカのアート(特にモダン・アート)、大衆、文化、歴史などに対する政治の関係を論じたものである。共産主義、資本主義の左右どちらの議論に対しても距離を置きつつ、それらへの批評が行なわれる。この著作は1960年に出版されているのだが、60年代という冷戦の只中において、ローゼンバーグがアメリカ社会に対してどのような考え方を抱いていたかということが良くわかる。トゥクヴィルやドワイト・マクドナルドらの名前も散見される。ところどころで名前は出さないがグリーンバーグへの批判らしきものも見受けられるが、それもグリーンバーグ批判というよりも、アメリカにおける抽象表現主義などの概念の受容の仕方への批判としても読み取ることができるだろう。考えをまとめるにはもう少し読むこと。
また、アメリカの社会とモダン・アートに関しては、セルジュ・ギルボーの本で良くまとめられている。
The Tradition Of The New

The Tradition Of The New

原書はこれ。