監視社会

監視社会

ベンサムフーコーパノプティコンの議論を引き継ぎつつ、ドゥルーズの規律社会から管理社会への移行という議論を踏まえつつ、監視により身体がいかに解体されるのか、都市における監視の問題などを追った著作。ポスターなどの議論にも触れ、また、単にポストモダンの議論に収束させようとはしていない。前作の『電子の目』はまだ邦訳が出ていない模様。
身体の問題に関しては、やはりその解体と同時にその再構成、監視による受肉化まで考えてみたいとも思う。ヴィデオアートやメディアアートを論じるためにもきちんと目を通しておきたい。