東京―帰省
9日にかけて、帰省。
夜行バスで行くことも考えたが、結局新幹線二本で帰ることに。
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快適だった…
東京経由だったので、合間に美術館へ。
ルートは東京駅→新宿駅(中央線)→初台駅(京王新線)でICC(東京オペラシティー内)。
初台→新宿(山手線)→恵比寿で東京都写真美術館。
恵比寿(山手線)→上野で東京国立博物館で終了。
本来なら、現代美術館にも行きたかったのだが、少し行きづらかった(と思う)ので時間の関係もあり、次回に回すことに。
今回の眼目はなんと言ってもICC。現在は日本初のローリー・アンダーソンの回顧展が行われている。ローリー・アンダーソンといえば、ダンス、音楽などをも含んだ幅広い活動で知られている。ルー・リードの奥さんでもある。
展示の内容は基本的には音楽・映像とインタラクティヴ的な要素を持ったもの。実際に自分で触って体験することが出来るということが凄く楽しかった。もちろん、こういったことがICCの理念の一つなのだろうけれども。一般的な絵画の展覧会とは異なり、展示されている作品の数はさほど多くはない。というか、むしろ少なめ。ただ、映像を最初から最後まで見て、実際に自分の手で体験できる行為をしていると2時間弱くらいはかかると思うし、それくらいかかった。
今回の展示に関してはインターフェース(的)とインタラクティヴということが一番の中心になると思う。この展示ではある程度の範囲においては、それはパソコンでもエクリチュールの作品についてでもいえることではないだろうか。また、複合性ということも考えられるが、これは交通論で取り上げることは可能であると思われる。
僕が一番印象的な作品としてはアップル・コンピューターと提携した「パペット・モーテル」という作品。さまざまなICONをマウスで「クリック」することである種のストーリーが生み出される。何を選ぶかは鑑賞者=行為者の自由(一見)。しかし、インターネットという不特定な空間での行為=作業でありながらも、そこにはアンダーソンの意思というものが働いている。開かれ=閉ざされ空間への出入。サイバースペースにおいては連続性を持ちながらも、実際にマウスをクリックする「自分の手」とは微妙な「ずれ」が存在するように思えた。この作品を直接使うかは別として、インターネット空間と身体、主体性といったものへのきっかけと出来れば…考え中。
他にはドラム・スーツとかが身体性というものを考えさせる作品ではないだろうか。
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もちろん、おのぼりさん的なものはあると思うけれども、個人的にICCは面白かった。天井が高い美術館が好みということもある…
見終わった後、今回のカタログとダムタイプに関するカタログを購入。本来なら、Anyシリーズを買っていきたかったが、いろいろあって断念…ただ、Anyシリーズはわりとあったし、ネットでも注文できるとのこと。
その後はオペラシティー内をぶらぶらする。現代音楽―フィリップ・グラスとか―がかなり多めにおいてあるお店を見つけたので、池田亮治の作品がないか探したけれども、やはり見つからず…
近いうちに大野和士指揮のコンサートがあるようだ。
一休みして、写真美術館へ。
写美については又後日。