無題

ある番組を見た。

入れこ細工だな、と思ってしまう。

現実で起こったこと(実際にこういう出来事があったかどうか、には関係がないし、興味もあまりない)をインターネット上で解説する。インターネット空間で取りまとめられた出来事をテレビの中へと移行する。テレビの中での状況はインターネットを介してあくまでもリアルに解説される。この場合、テレビとインターネットの大きな違いは、画像(状況)を実際のものとして眼にすることが出来るということにあるのではないかと思う。そこには『覗き見的なもの』が明らかに存在する。インターネットをある種のインターフェースとして使用することで、その感覚はいっそう強いものとなるのだろう。


発表についてのあらすじを考えていたとき、内容が入れこ細工になっていることは果たしてよいこと―読みやすいとかわかりやすいとか―なのだろうかとふと気になった。

ある意味、わかりやすくはあるのかもしれないけれども…

前に見せていただいた、イームズの『powers of ten』は尺度もあるので、わかりやすい入れ子細工か。

『尺度』というのが鍵になるのかもしれない