無題

古本屋で

を手に入れた。古本屋は結構こまめに見ておくものだと思う。

今週の火曜日にはカールステン・ニコライも出演したライヴに参加。

カールステン・ニコライに関してはBT(1999年10月号)に特集が掲載されているのでチェックしておくこと。

このライヴでは演奏者の後ろに液晶ディスプレイを設置し、映像と音楽をリンクさせて行なわれていた。ライヴを聞きながら思ったことは、現代音楽―特にミニマルミュージック―は映像と相性がいいということ。もちろん、相性の良い映像を選んで流しているということはあるだろうけれども、反復という性質を利用して、視覚と聴覚に訴えてくるものを強く感じた。このとき、演奏者はパソコン=触覚を介して演奏を行なっていえるだろう。


ある先生もおっしゃっていたように、現代音楽はもはや音楽のシーンではなく芸術のシーンにおいてしか評価されていない。実際、僕自身もライヴの最中、音楽としては受け止めていなかったということが正直な感想である。


…ちなみに、ライヴに使用されていたパソコンは、当然のごとくマッキントッシュだった。

確かに、こうした作業にはマックのほうが適しているし、デザインも良いのだろうけれども、あえてウィンドウズマシンを前面的に使っている芸術家はいるのだろうか…

明日は学会。