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大学の書籍部で白水社のセール。これをきっかけにダニエル・アラスの著作を購入。
- 作者: ダニエルアラス,Daniel Arasse,吉田典子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: ダニエルアラス,Daniel Arasse,宮下志朗
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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絵画への眼差しの問題に加え、重要に思えるのはアナクロニズム―時代錯誤―という概念。複数の時代、ひいては眼差しが一枚のタブローに混在することになる。こうしたアラスの概念に関しては、以前の「イメージの臨界」でも言及されており、個人的にもずいぶんと興味を引かれたものである。
複数の時間と眼差しの溶解、それらの位相のズレ。それを読み解いていくのがアラスの手法か。
アラスは西洋美術史だけではなく、シンディ・シャーマンやマーク・ロスコなどの現代アートについての著作も存在し、そのタイトルがまさに『アナクロニック』(未邦訳)。
これもついでに取り寄せておく。本の手触りが素敵である。個人的に読むかもしくは読書会などに使う予定。
論文関連でリーグル、ヴェルフリン、フォションなどをおさえていく中で、パノフスキーやアラスのほかに以前から読んでおきたかったヴァールブルクに関してもざっとではあるがこの際目配りをしておく。
- 作者: 田中純
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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