修論と読書会の準備のため、British Journal of Aestheticsを20年分ばかり調べる。

現代アート関連だとディッキーやクライヴ・ベルのものが少しあるが、予想していたほどではない。大陸系の哲学を扱った論文も少なく、やはり言語哲学の流れを汲んだ内容のものが多い。その中でも、特に音楽系の論文が多いのには正直驚いた。映画に関しては音楽に比べればあまり多くはないが、少しはある。

どの論文も読書会で用いるには若干偏りがあるように感じるし、なじみもいささか薄いと思われたので、オクトーバー関係を中心にあたることにする。

来月の美学会のプレ発表を聞く。ジャンルがかなり違うので分からないところも多かったが、プレゼンの仕方やスライドの見せ方は工夫して、ハートをつかむようにしなければならないのは自分にも言えること。

後は、韓国旅行から帰ってきた人たちから、韓国の博物館・美術館情報だけでなく、ギャラリーの状況や韓国の現代アート事情などを聞かせてもらう。アーティスト・イン・レジデンスなども盛んのようだ。このあたりは、今度韓国の人たちにもっと聞いてみたい。