2007-01-01から1年間の記事一覧

恐喝こそわが人生 [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2004/01/24メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るストーリーとしては、下克上ものとでもいえようか。社会の底辺がトップに挑んでヒエラルキーを覆そうとする。それ…

末期ローマの美術工芸作者: アロイスリーグル,Alois Riegl,井面信行出版社/メーカー: 中央公論美術出版発売日: 2007/08メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るリーグル。邦訳はほんの少し前に出たばかり。リーグルでhaptiqueを扱…

明日より三日間京都で唐ゼミの公演が行われます。まだチケットには余裕があるようですので、興味がある方はぜひどうぞ。昨年のものはかなり面白かったので、今年の公演も期待大です。詳しくはこちら→唐ゼミホームページ

訃報 黒川紀章氏→http://www.asahi.com/obituaries/update/1012/TKY200710120240.html?ref=rss 『共生の思想』など、メタボリズム等の関連で書籍を何冊か読んだ記憶がある。

ヒア&ゼア・こことよそ [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2005/11/25メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見るゴダール1975年の作品。物語のシークエンスを断ち切るようなカットがところどころに挿入される。画…

学会全日程終了。北海道を後にして京都に戻る。発表は大勢の方々に来ていただき、沢山の厳しい指摘と今後の示唆を多くいただいたので感謝しております。まず今回の発表の一番の問題点としては、情報量を詰め込みすぎたこと。詰め込んでもよいとは思うのだが…

学会前日。北へ向かう。場所は北海道。

ヴァッティモにも目配りをしておく。ただし、それはもう少し後のはなし。

ドゥルーズ=ガタリの著作から名前が採られた音楽レーベル「mille plateaux」の作品に目配りする。試聴できるものがあれば探しておくこと。

ランシエール―新〈音楽の哲学〉 (哲学の現代を読む 5)作者: 市田良彦出版社/メーカー: 白水社発売日: 2007/08/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (20件) を見るジャック・ランシエールと音楽論。筆者はヴィリリオの訳も手がけ…

後輩から教えてもらった某レキシコンのドゥルーズの項目を読むとそこにはexpressionismとの関連、もしくはexpressionistとして語られていた。該当する項目を読み進めるうちに、違和感を覚える。というのも潜在性、機械状論に触れることなく、主観的内面性の…

10月。京都もめっきり涼しくなる。秋である。

少し前になるが、第19回高松殿下記念世界文化賞受賞者にダニエル・ビュレンヌ(ビュラン、ビュレン)、ダニエル・バレンボイムら。

ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)作者: 篠原資明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/10/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (28件) を見る確かに入門書としては難しいかもしれないし、ベルクソン哲学ではない…

「ダニ」を中心にして、ユクスキュル、ドゥルーズ、アガンベンの関係を整理する。生物から見た世界 (岩波文庫)作者: ユクスキュル,クリサート,Jakob von Uexk¨ull,日高敏隆,羽田節子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/06/16メディア: 文庫購入: 23人 ク…

購入希望リストをすこしずつ増やす。今回はPhaidon関係。

芸術における手の働き、役割及びその意味について補助線としてR.G.コリングウッドの『芸術の原理』に目を通す。 基本的な軸を技術と芸術の関係、技巧としての技術と芸術としての「技術」の相違に据えて読む。コリングウッドは、もちろん、「技巧」ということ…

「グッバイ・プライヴァシー 芸術・テクノロジー・社会のためのフェスティヴァル」と銘打って、リンツで行われたメディアアートの展覧会であるアルス・エレクトロニカのパンフレットをざっとチェックする。 パンフレットとはいえ、アルスのものはすべてかどう…

région、démocratisationの訳語には気を配ること。文化と社会―現代フランスの文化政策と文化経済作者: イヴレオナール,植木浩,八木雅子出版社/メーカー: 芸団協出版部発売日: 2001/12/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る前…

フランスの文化政策その3 国立文化財学院は一般行政局*1直接の管轄下にある文化財保護という極めて実務に即した教育が行われる、ある意味フランスの文化メディア教育の中で最上位にくる少人数制の学校である。それと同時に、学芸業務に携わるあらゆる人に対…

Anne Sauvagnargues『ドゥルーズと芸術』 メモとしての目次は以下の通り 芸術の地図をかくこと:文学からイマージュまで クリティークとクリニーク(批評と臨床) 力の情動 器官なき身体 解釈の批判と機械 マイナー芸術 リゾームとさまざまな線 感覚の暴力 芸…

フランスの文化政策その2 文化財保存監督官制度 旧法下では非国立系の博物館で就労する学芸員は法制度上は学芸員と認められておらず、一般行政職として雇用されていた。学芸員(conservateur)は国家公務員でなければならず、「学芸員」といえば、「フランス…

フランスの文化政策その1 博物館学―フランスの文化と戦略作者: 西野嘉章出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1995/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る20年程度昔の情報なので、若干古いことには注意が必要。1970年代か…

Penguin Cafe Orchestra

ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』未来のイヴ (創元ライブラリ)作者: ヴィリエ・ド・リラダン,斎藤磯雄出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/05/25メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 202回この商品を含むブログ (56件) を見るマッドサイエンティスト…

ICCでダムタイプの高谷史郎+坂本龍一の《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》が開催→ICCホームページ

とりあえ6章分の一回目の校正を終える。今回は文法チェックと日本語としての整合性の確認が中心であったが、次回は翻訳として、文章として読ませるための校正になるはずである。もう少し90年代前後、特に90年代以前におけるフランス国内での現代アートについ…

『差異と反復』も河出書房新社より文庫化されるとのこと。残る大型本は『千のプラトー』と『シネマ』だが、『シネマ』は今年出たばかりだしないだろう。『千のプラトー』が文庫化されれば、ドゥルーズの著作の軽量化はほぼ終了か。

本が届く。Parables for the Virtual: Movement, Affect, Sensation (Post-Contemporary Interventions)作者: Brian Massumi,Stanley Eugene Fish,Fredric Jameson出版社/メーカー: Duke Univ Pr発売日: 2002/06/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 この商…

フーコー (河出文庫)作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,宇野邦一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (27件) を見る『フーコー』も河出書房から文庫化された。小型化されて読め…