2007-01-01から1年間の記事一覧

一章分校正を終える。 今回の章はフランス国内において『現代アートの危機』と呼ばれた際に、「危機」とは何を指すのかを検討する章である。 基本的にはフランス国内の芸術をとりまく制度やシステムの話がもっぱらであるが、特に中心となるのがオフィシャル…

引き続き翻訳作業。 今回はフランス国内における現代アートの位置づけと、フランス国内における現代アートの動向―特に現代アートの「危機」といったときの、「危機」とは何かということに注目―が述べられた章。訳を校正していると、各人の訳語の選択による個…

A Shock to Thought: Expression after Deleuze and Guattari (Philosophy & Cultural Studies)作者: Brian Massumi出版社/メーカー: Routledge発売日: 2002/04/11メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るBrian Massumi編。Massumiはモント…

合間にマゾッホ。毛皮を着たヴィーナス (河出文庫)作者: L・ザッヘル=マゾッホ,種村季弘出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/06/20メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 503回この商品を含むブログ (36件) を見るマゾヒズムがサディズムと何よりも異な…

一時中断していた翻訳作業に再び取り掛かる。五合目。

何もかも考えずにというわけにはいかないが、とりあえず泥のように眠る。

プレ発表終了。質問はある意味予想通りのところ。質問の内容は分かっているのだから、応答をもっと分かりやすく応えられるようにしておくこと。でもありがたい。感謝。修正のポイントは潜在性と機械状論。それとユクスキュルと知覚ー運動の話。時間論と芸術…

原稿は出来上がったが、今後の展開を考える。とりあえず、ライプニッツのモナド、ユクスキュルの環世界、それとドゥルーズの時間論と芸術論がどのように関係するのかを一つの視点としてみたい。これを考察する際には、カントの時間-空間論とドゥルーズの時間…

適当にクリックしたら、タイトルのところに星が沢山出て消えなくなった。どうやって消すのかわからない。美学会発表用の原稿がひとまず完成。後は推敲を繰り返して、削って足すのが基本作業。ニュートンの光学的色彩からゲーテの生理学的色彩への転換の議論…

東京

ユビキタス国際シンポジウムと展覧会をいくつか見るために、東京へ。何よりも接待してくれた方々、本当にありがとうございます。キットラー、蓮見重彦氏、スティグレール、スタフォードと豪華な顔ぶれだったが、一番楽しみだった浅田彰氏とコールハースは不…

告知

第九回視聴覚文化研究会 日時:2007年7月21日(土)14:00〜16:15 会場:同志社大学(今出川キャンパス)明徳館3Fメディア教室 発表時間:14:00〜15:00、15:15〜16:15 発表者及び発表タイトル: 1. 「サウンドスケープ再考:音の環境をめぐる人類学的考察」 *…

オムレツに

オムレツになるまでにはいかなかったか。ただ、それでも卵は割って、ボウルでかき混ぜたところくらいまではいったと思う。研究会の内容としては、オクトーバーの視覚(文化)研究に対するアンケートに対する、トム・ガニング、マーティン・ジェイ、ジョナサ…

告知

視聴覚文化研究会・オムレツ大会 * 日時:2007年6月23日(土)午後1時〜5時(あるいはエンドレス) * 場所:西宮市民会館アミティホール四階小会議室A・アクセスマップ(阪神西宮駅・市役所前口を出れば、目の前にあります)※会場は12:50開場です。自分が…

視聴覚文化研究会問題について

今回は自分の立ち位置を確認する良いきっかけをいただいたと思っています。本当にありがとうございました。私は現在大学院という機関に所属しています。こうした機関に所属している以上、そこでの「言説」には従わないといけないとは思っています。ただ、そ…

金曜日は大学院演習。今回はニコラ・ブリオーの「Relational Art」という概念を軸としつつ、具体的な作品を通して、ブリオーの理論を批判的に考察するもの。とりあえずの感想としては、発表者も指摘していたが、ギイ・ドゥボールの用いたままでの「スペクタク…

ICCで「インターフェース」、「アーカイヴ」、「ネットワーク」を題材にしたシンポジウムが6月9日、16日、23日に開催される。詳しくはICC開館10周年記念セッションシリーズvol.2 連続シンポジウム メディア・テクノロジーと生成する<知>行きたいが、かなり…

感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ作者: アントニオ・R・ダマシオ,田中三彦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2005/10/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (34件) を見るを読みつつ、大学院演習発表用のチ…

パソコンが熱をもつようになってきたので、そろそろ真剣に熱対策を考えなければならないのだろうか。そんなパソコンを使いつつ、右手下に熱を感じつつ、大学院演習の準備。今回の発表は前に指摘していただいた、芸術を語るのにドゥルーズが「触覚的なもの」…

シンポジウム×2と学会準備。5月30日「誘惑をめぐって」(於:京都大学)→こちら6月2日美学会西部会(於:京都大学)→美学会例会・研究発表会案内6月16日「藝術は誰のものか?―著作権問題を藝術学から考える」(於:京都国立近代美術館)→京都国立近代美術館ホーム…

フータモ終了。流し読みして面白かったので、がっつり訳をつくっていたら結構時間がかかった。これに関しては後でまとめをつくること。合間にシネマ2*時間イメージ (叢書・ウニベルシタス)作者: ジルドゥルーズ,宇野邦一,江澤健一郎,岡村民夫,石原陽一郎,大…

event

京都・みやこめっせで春の古書祭り→ここ5月1日から5日まで。

エルキ・フータモの触覚論を訳し始める。それとは別にドゥルーズに関する発表の構想を練る。4月も終わってしまう。このペースで5月も終わらせてしまうのは、少々怖い。

今週、ようやく研究室の雑用も終わり、ひと段落。自分の研究方向をはっきりとさせる。ドゥルーズとメディアアートをとりあえずの軸に。無理につなげることはしないが、共通点として視覚、触覚、平面、フレーム。このあたりを押さえていく。

フリークス [DVD]出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2006/03/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 58回この商品を含むブログ (46件) を見るサーカス、というよりも見世物小屋における「登場人物たち」が織り成すストーリー。五体満足な人間と奇…

鈴木昭男+ロルフ・ユリウスによるサウンドアートの展覧会の内覧会へ。京都国立近代美術館初の試みである夜間開館である。ちなみに昼間はジュエリー展。会期は短く2週間程度。だが鈴木氏や京都近代美術館と連携した大学生のパフォーマンスもあり、面白そうであ…

exhibition

京都近代美術館にて 「ノイズレス 鈴木昭男+ロルフ・ユリウス」→http://www.momak.go.jp/ 夜間展覧会のため注意が必要です。

春雷

窓ガラスが揺れ、雨粒が落ちてくる。パノラマ化したベランダの先には光の束が走る。激しい春雷とともに3月は終わりを告げる。4月である。死刑台のエレベーター [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/06/24メディア: DVD クリック: 219回この商品…

ギロチンと恐怖の幻想作者: ダニエルアラス,野口雄司出版社/メーカー: 福武書店発売日: 1989/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るダニエル・アラスによるギロチンについて考察された本。序でも明らかにしているよう…

ディディ=ユベルマン『コンタクトイメージ』読書会終了。結論部まで読み通して良くわからなかった冒頭部へ。これが本当の振り出しに戻る。結論自体はアンフラマンスそのもののような気もするが。デュシャンも写真に絡めて言及しているし、ジャン・クレールも…

大阪歴史博物館へ。初めて行く場所だったのだが、道を聞きながら比較的すんなりと到達。京阪で天満橋で降りて歩いて15分程度のところにある。歴博で行なわれている展示は、脳の展示をメインとした「脳コレ」である→http://www.mus-his.city.osaka.jp/昆虫や…